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チキンパーティー!?
試合当日の昼下がり、ポカラの中心地というか商店街のようなバザールに出かける。実は昨日もここへネパール代表のユニを買うためチャリをこいで出てきたのだけど、ネパールの休日にあたる土曜日だったため、多くの店が休みで結局見つからず。もう一度今日出直すことにした。祥栄とチベットのラサでは初めて会いネパールでまた再会した台湾人のココと三人で、チャリで行く気にはなれなかったのでバスに乗る。昨日あらかじめ町であったネパーリーに聞いておいたスポーツショップに向かい速攻で発見。ユニもホームとアウエー、長袖、半袖、サイズも各種揃っていた。完璧。試着を重ね、僕らはアウエーの紺色、長袖を購入することにした。アディダスのロゴ入りで300ルピー。約480円。100%偽者だけど大満足。試合に向けてモチベーションも溢れんばかり。その場で着させてもらい店を出る。その後町でインターネットをしているとあっという間に時間が過ぎて集合時間間近。急いでバスを捕まえてホテル帰る。あわてて用意して集合場所に向かうと、時間ぎりぎりというか少し過ぎてるはずなのに集まっている人数が少ない。少し心配になりスモウに「今日試合はあるの?」と聞いてみると「今日は人が集まらないから出来ないよ。」スモウはと僕らの盛り上がりも知らない様子であっさり答える。「そうか。残念だ。」と答えるが期待が大きかった分だけショックもかなりのもので一気にモチベーションも低下。そのままその場に立ち尽くしているとスモウがどこかに消え、いつもの糞グラウンドでは何人かがもうボールを蹴っている。しょうがなく今日も糞グラウンドかとしょげているとスモウが戻ってきて「ビッググラウンドだ!!」と言い出した。どうやら人数を集めくれたみたいだ。相手チームは来ないが自分たちの仲間とあと少し人を連れてきてくれたみたいだった。それを聞いた僕らのモチベーションは一気に回復、一目散にビックグラウンドに向かう。
グランドに一番乗りしてボールを蹴っていると続々と人が集まって来た。グランドは雑草だらけで、原っぱに木で作った四角い枠だけのゴール。もともとグランドには期待していなかったので、特に問題なし。でかいグランドで大人数でできる喜びのほうが大きい。
チームはスモウたちがチーム割をして僕と祥栄はスモウと同じチーム。よくよくチームを見渡してみると僕らのチームにはなかなかできるやつが多い。相手はあまり印象にないやつや初めて見るやつらが主だった。これじゃあ余裕で勝ってしまうんじゃないか、と妙なチーム割を気にしていたんだけど試合が始まってみるとこのチーム割に納得せざる得なかった。僕らのチームの面子はボールを扱うのはなかなかできるのが多いから小さいグランドの時にはめだつ人が多いけどよくみるといい年のおじさんが多く、でかいグランドになるとてんで動けなかったりする。その点相手チームは若い子が多く走れる輩が多い。僕と祥栄はFWのような感じで前線に残っていることが多かったけど、なかなかボールが来ない。明らかに押されっぱなしで相手チームはボール対する反応も早いし、ほんとによく動く。ネパールに来てサッカーというものは走れないことにはどうしようもないと改めて気づかされることになるとは。。。 時間がないのでさらにつづく。
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by kazuki-ishihara | 2005-09-18 11:05 | ネパール
決戦前夜
チベット編を少し後回しにして、今日はリアルタイムのネパール編を書きます。
ちょうど1週間前、首都カトマンドゥからバスで7時間、中央ネパールの観光地ポカラにやってきた。ペワ湖という大きな湖沿いにツーリスト向けのホテルからレストランが並び、湖の反対側にはヒマラヤが頭を出している。カトマンドゥよりはるかに静かで落ち着いて過ごせるリゾート地。
ポカラにはカトマンドゥで偶然の再会をした祥栄と一緒に来たんだけど、彼とはこれが三度目の再会(べトナムのフエ ラオスのルアンナムター そしてネパール)。カトマンドゥであったときはお互いめちゃくちゃ驚いた。
滞在二日目の朝ホテル(二人で160ルピー。約260円。安すぎ。でもすごくきれい。トイレ、シャワー付き)の近くで飯を食っていると祥栄がいきなりキックの素振りをしだした。実は彼も大学生で大のサッカー好き。年は僕の1つ下なんだけど二人でいるときはよく高校時代や大学のサッカー部の話など、サッカートークに花を咲かしている。しかも彼は服装もゲームシャツに短パン。しかも毎日。中国旅行中は何を勘違いされたのかよく写真を撮らせてほしいと地元民にお願いされたらしい。
祥栄の素振りを見た店の親父が「サッカーやるのか?」と聞いてきたので「もちろん。」と答えると夕方友達がサッカーをやっているところに連れて行ってくれるという。僕達は大喜びで約束の時間に用意を持って出かけた。店の親父が連れて行ってくれたところはその店の裏の小さな空き地。まだ誰もいなかった。「なんだよ。こんなとこに連れてこられて俺達も安く見られたもんだよな。」と二人で文句を垂れていると、人がぞろぞろ集まってくる。大人から子供まで様々。そこで彼らが毎日やっているのは4対4のミニゲーム。1点入ったら終了の勝ち残り。とりあえず「俺は中田の腹違いの弟だ」言って相手をびびらせてやった。しかもあっさり信じている。いざプレーしてみると下がぼこぼこでコントロールがなかなかうまくいかない。ところどころ生えている雑草で滑ってこける。ネパーリの中にもなかなかやるやつがいて、こっちもだんだん本気モード。
その日は勝ったり負けたりで1時間半くらいで日も落ちたので終了。みんな家に帰っていった。
思った以上に楽しんでいた。
その次の日もその糞グラウンドに通う。その日はさらに人も集まり、かなり盛り上がった。だんだんグランドにもな馴れてそれなりのプレーもできるようになってきた。それからは毎日グランド通い。昼間にどこか出かけに行ってもみんなが集まる5時半には必ずグランドに向かっている。
「俺らはローカルじゃない。いつ首を切られるかもしれない。いきなり明日から来なくていいとといわれるかもしれないだ。下手なプレーはみせられないぜ。」と毎日必死にプレーする健気な僕らの活躍が認められてか、彼らも外国人助っ人獲得に熱心になり始めた。近くを歩いている西洋人に声掛けて熱心に一緒にやらないかと誘っている。自称トッティーの友達のローマ人はおっさんのくせにさすがファンタジスタの国からやってきただけあってテクい。オランダ人の激しいプレーにはてこずらされた。このままでは外国人登録枠からもれてしまう。しかしグランドに毎日顔を出す外国人は僕らだけだった。勝った。そんな僕らに最大のチャンスが!!その週の日曜日にデブで皆からスモウと呼ばれているやつが違うチームをつれてくるらしい。しかも大きな公園でのビッグゲーム。しかもなにやらチキンを賭けるらしい。勝てばチキンパーティーと皆も盛り上がる。俺らは思っても見ない大舞台に大興奮。次の日に日程の関係上ポカラを発たなければいけない祥栄も悩んだ結果バスをキャンセル。男の決断だ。そしてその大一番がとうとう明日夕方キックオフ。高鳴る鼓動を抑えつつ、明日を待つ。
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by kazuki-ishihara | 2005-09-17 20:59 | ネパール