決戦前夜
チベット編を少し後回しにして、今日はリアルタイムのネパール編を書きます。
ちょうど1週間前、首都カトマンドゥからバスで7時間、中央ネパールの観光地ポカラにやってきた。ペワ湖という大きな湖沿いにツーリスト向けのホテルからレストランが並び、湖の反対側にはヒマラヤが頭を出している。カトマンドゥよりはるかに静かで落ち着いて過ごせるリゾート地。
ポカラにはカトマンドゥで偶然の再会をした祥栄と一緒に来たんだけど、彼とはこれが三度目の再会(べトナムのフエ ラオスのルアンナムター そしてネパール)。カトマンドゥであったときはお互いめちゃくちゃ驚いた。
滞在二日目の朝ホテル(二人で160ルピー。約260円。安すぎ。でもすごくきれい。トイレ、シャワー付き)の近くで飯を食っていると祥栄がいきなりキックの素振りをしだした。実は彼も大学生で大のサッカー好き。年は僕の1つ下なんだけど二人でいるときはよく高校時代や大学のサッカー部の話など、サッカートークに花を咲かしている。しかも彼は服装もゲームシャツに短パン。しかも毎日。中国旅行中は何を勘違いされたのかよく写真を撮らせてほしいと地元民にお願いされたらしい。
祥栄の素振りを見た店の親父が「サッカーやるのか?」と聞いてきたので「もちろん。」と答えると夕方友達がサッカーをやっているところに連れて行ってくれるという。僕達は大喜びで約束の時間に用意を持って出かけた。店の親父が連れて行ってくれたところはその店の裏の小さな空き地。まだ誰もいなかった。「なんだよ。こんなとこに連れてこられて俺達も安く見られたもんだよな。」と二人で文句を垂れていると、人がぞろぞろ集まってくる。大人から子供まで様々。そこで彼らが毎日やっているのは4対4のミニゲーム。1点入ったら終了の勝ち残り。とりあえず「俺は中田の腹違いの弟だ」言って相手をびびらせてやった。しかもあっさり信じている。いざプレーしてみると下がぼこぼこでコントロールがなかなかうまくいかない。ところどころ生えている雑草で滑ってこける。ネパーリの中にもなかなかやるやつがいて、こっちもだんだん本気モード。
その日は勝ったり負けたりで1時間半くらいで日も落ちたので終了。みんな家に帰っていった。
思った以上に楽しんでいた。
その次の日もその糞グラウンドに通う。その日はさらに人も集まり、かなり盛り上がった。だんだんグランドにもな馴れてそれなりのプレーもできるようになってきた。それからは毎日グランド通い。昼間にどこか出かけに行ってもみんなが集まる5時半には必ずグランドに向かっている。
「俺らはローカルじゃない。いつ首を切られるかもしれない。いきなり明日から来なくていいとといわれるかもしれないだ。下手なプレーはみせられないぜ。」と毎日必死にプレーする健気な僕らの活躍が認められてか、彼らも外国人助っ人獲得に熱心になり始めた。近くを歩いている西洋人に声掛けて熱心に一緒にやらないかと誘っている。自称トッティーの友達のローマ人はおっさんのくせにさすがファンタジスタの国からやってきただけあってテクい。オランダ人の激しいプレーにはてこずらされた。このままでは外国人登録枠からもれてしまう。しかしグランドに毎日顔を出す外国人は僕らだけだった。勝った。そんな僕らに最大のチャンスが!!その週の日曜日にデブで皆からスモウと呼ばれているやつが違うチームをつれてくるらしい。しかも大きな公園でのビッグゲーム。しかもなにやらチキンを賭けるらしい。勝てばチキンパーティーと皆も盛り上がる。俺らは思っても見ない大舞台に大興奮。次の日に日程の関係上ポカラを発たなければいけない祥栄も悩んだ結果バスをキャンセル。男の決断だ。そしてその大一番がとうとう明日夕方キックオフ。高鳴る鼓動を抑えつつ、明日を待つ。
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by kazuki-ishihara | 2005-09-17 20:59 | ネパール
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